ちょっと生きづらさを抱えた人へ、気持ちを楽にするためのお手紙です。

性犯罪の被害届を出したい人にアドバイスする

注意
この文章は、被害届の出し方を説明し励ますものではありません。
 
世間は性犯罪に非常に寛容で、被害者の落ち度を問います。
警察でどんな対応をされる可能性があるか、
周りに知れたとき何が起こる可能性があるか、
その現実を説明し、
被害届を出すのであれば、それ相応の覚悟が必要であること、
そして、このような辛いことがあなたにも起こる可能性があるから、
自分を守る選択肢を取っても、責められることではないと
伝えることを主旨としています。
 
現実を知りたい人以外は、この先は読まずに、
このページを閉じることをお勧めします。

 
 
なぜこういうことを知っているかについては、触れないでいただけるとありがたい。

前提

前提1
被害届を出されると、警察は大量に書類を作成しなければならなくなるため、
面倒なので被害届なんか出してほしくないと思ってます。
それでも被害届を出すとか言うバカ女はムカつきます。
いわゆるセカンドレイプに繋がります。初めから覚悟しておくこと。

前提2
被害届を出しても警察が何かしてくれるわけじゃないです。
犯人が強姦致死で起訴された場合、
同一犯と認められれば余罪があることで刑罰が若干変わるかもね、くらい。

前提3
悪いのは犯人であってあなたのせいではないと言ってくれるのは、
同じ痛みを持つ者と、心根の優しい者だけで、
“あなたに落ち度があった”、と思うのが世間の圧倒的多数の本音です。

この前提を踏まえた上で、本当に被害届を出すかどうか考えたほうが良いよ。
ちなみに、世間でこの類の記事には、
被害届は出したほうが良いとされていることが多いけど、
確かに被害届を出して気が済む面はあるものの、
その対価として払うものは大きすぎると、わたしは思います。

交番ではなく警察署へ行く

被害届を出し、告訴したい場合、告訴状は交番では作れないので、
警察署に行く必要があります。
県警は敷居が高いのでまずは交番へ、なんてのもダメ。
前提で書いた、被害届を出さないように説得してくる砦が増えるだけ。

「被害届を出したい」と明言する

警察のほうから、被害届を出しますか?告訴しますか?と促されることはありません。
被害届を出しても犯人が捕まるわけではありませんよ、などと
事を荒立てないことを説得されますが、
「被害届を出したい」と明言した場合、警察も受け付けざるを得ません。

対応してくれる警察官に「お名刺をいただけますか」と言う

結論から言って、くれません。
手帳と筆記用具を用意して、「では、お名前を教えてください」と言ってみてください。
結論から言って、教えてくれません。
でもたぶん、適当な対応をしたら個人の責任を追及してくるかもしれないぞ、
というプレッシャーは与えられると思います。

事情聴取を(こっそり)ICレコーダーなどで録音しておく

どうせ犯人なんか捕まりっこないんだし、セカンドレイプにも合うんだし、
いざとなれば、その録音を公開してウサをはらせば良いですよ。
国家権力を敵に回したって良いことないから本当に公開するのは勧めないけど、
お守りがあると心強いですよ。

(犯人がわかっている場合、)相手の弁護士に会う=示談交渉 だと知っておく

先ずは警察を通じ、相手の弁護士が面会を希望していることを伝えられます。
内容に警察は介入しませんから、示談交渉なのかどうかは、警察からは言及がありません。
だから意味もわからず会うのはよろしくないです。
弁護士はプロですし犯人の味方ですし、それなりに汚い手も使います。
怖くなって諦めさせるようなことも、彼らはやります。
示談には応じない、と思っているなら、相手の弁護士には会わないほうが良いです。
応じるなら、もちろん会ってください。

お説教されることもあるが、黙って聞く

起きたことを詳しく説明することになりますが、
その行動についてお説教されることがあります。
なんでお説教されなくちゃならないの!と思うけれども、
言い返すと向うも言い返してきて、余計に傷つくことになるので、
黙って聞き流したほうが良いかと思います。

誰にも話さない。話すとしたら専門のカウンセラー

これは被害届とは直接関係がないんだけれど、前提3で書いたことです。
病院か警察で、「人に話したほうが楽になるので、友達に話を聞いてもらうと良い」と
アドバイスされることがあるのですが、スルー推奨。
あなたに落ち度があった、因果応報を受けることをしてきたのではないか、
まあ汚らしいって思われるからさ。
相手が同情してくれたとしても、素人にそういう重い話を聞かせるのはかわいそうです。

良かったら、参考にしてみてください。
参考にする日がこないことが一番ですが。

9 COMMENTS

nazna(

みすくさん、こんにちは。

「汚らしい」も「因果応報」も、加害者に対して使う言葉ですよ。

あと、まわりで被害者に、そのように思ったりする人がもしいたら、その人とははなるべくかかわらないほうが良い。
何かあった時の反応って、人間性のリトマス試験紙みたいなものだと思います。仮面の下を見る機会ですよね。

PS この話題で言うのもなんですが、みすくさんの書く文章、けっこう好きですw

返信する
みすく

> nazna(さん
コメントありがとうございます。
被害者に対して「因果応報」とか言えちゃう人は、むしろ良い人間だと思うんです。
そう言えるだけの清く正しく美しい人生を送ってきて、実際に不条理な体験をしたことがないからこそ、
被害者を責めるようなことが言えるんだろうから。
悪意があるわけではなくて、天使だから無邪気なんだろうな、と。
でも、なるべくかかわらないほうが良いというのはそのとおりだと思います。
悪意があろうがなかろうが、自分を傷つける人と一緒にいる必要はないです。

返信する
nazna(

>みすくさん、

大人気なく反論します。

悪意があろうがなかろうが、傷ついている人に対して、過ぎてしまったことの原因をあれこれナナメ上から言うことに、僕はどれほどの意味があるのか知りませんし、分かりたくもありません。

そんなのが天使?

まあ、それはさておき、被害者に起きてしまった不条理のせいで、誰からも責められる道理はひとつだってありません。責められるべきは(ry)だけです。

だから、胸を張って戦えばいいです。ただ、それでも、時間は戻せません。やるだけやったら、結果はどうあれ、後は綺麗さっぱり忘れてしまう方がいいとおもいます。そう願います。こういうことは、いつまでも関わっていると、自分もダークサイドに引き込まれちゃいます。

またも、勝手に書き綴ってすみませんでした。

その被害者の方が、今回のことを前を向いて乗り越えて、今までよりももっと幸せで充実した毎日を送るよう、こころから応援しています。

返信する
みすく

nazna(さん

自分と違う物の見方を知ることは大事だと思っているので、反論も歓迎です。

わたしが持つ天使の概念は、いわゆる天使とは違うかもしれないです。
無垢だから残虐になれる面を持っているのが天使だと思っています。
小さなこどもは虫を引きちぎったり、蛙を叩き潰したりするけれど、
生き物には命があることを理解していないだけで、悪意を持っているのではないし、
虫を殺そうがみんなこどもはかわいいと思う、というのと似てます。

だからわたしは、闘う道を選んでも良いけれど、逃げたり回避しても良いんだよ、というスタンスです。
ダークサイドに引き込まれないための手段に、「逃げる」も立派な戦略だよ、と。

nazna(さんのコメントとても素敵なので、またお待ちしてます!

返信する
匿名

残念だし、悲し過ぎますが、その通りだと思います。
みすくさんは、現実を直視されているなと思いました。

私はDV被害者です。
子供を連れてDVシェルターに避難しましたが、そこでも同じ様な対応を受けます。
セカンドDVです。
職員は自分が被害にあって心底苦労したから、次の世代には同じ思いをさせない様に。。。なんて方々ではなく、なんの資格もない(社会福祉士も1人いましたが)一般人。
こちらが犯罪被害者だなんて意識もないし、自業自得でしょ?の様な扱いすら受けます。
家族だろうが、配偶者だろうが、他人だろうが、犯罪行為をする者は加害者だし、される者は被害者です。
でも、加害者と被害者が家族だと、犯罪として扱ってもらうことすら非常に困難です。
被害にあっていても、それが被害だと自覚するまでにも長い年月が必要だったりします。
その間も一緒に暮らしてるわけだから、犯罪被害は重なるし、
判断力がなくなってる(犯罪被害に合った直後から発症する心理作用の1つ)から、
余計に自分が被害にあっていることや、これが犯罪なんだということに気がつけません。
気づいた時には被害届を出す期限が過ぎているなんてザラです。
泣き寝入りですよね。

犯罪行為は、やる方が絶対に悪いと思います。
される方も悪い。って正気で言えるほど、思考の浅い人が増えてて怖いです。

それでも他人の考えや国の制度を変えることは大変なので、みすくさんの書かれてることは、現実的に自分を守る方法だと思います。
他人の考えや国の制度を変えるには、健全な状態でもとてもエネルギーが要りますし、
そもそも被害者に気力、体力、判断力、いつもの自分が戻るのは何十年も後です。

返信する
みすく

とても辛い経験をされましたね。
お子さんを守り、行動を起こして、立派だと思います。

わたしも、被害にあった人が被害に合って良い理由なんかないと思います。
被害者の落ち度を責めてくる人の思慮の浅さも嫌いです。
でも、そういう人たちが思った以上に多いのが現実です。

闘うと決めたなら敵を知ったほうが良いし、
今は撤退し、自分を守ると決めるのだって勇気ある戦略で、
他人から逃げるなと責められる筋合いはないと思うんです。

あなたが何にも脅かされず、心穏やかに暮らせていれば良いな、と、
心から思います。

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