ちょっと生きづらさを抱えた人へ、気持ちを楽にするためのお手紙です。

子どもにプログラミングを習わせるべきか?現役エンジニアが答えます

さっそく結論

・本人が希望している
・楽器や言語、運動などを習っていて、もうひとつ増やす

どちらかに当てはまるなら、習ってみるのも良いと思います。
親が、こどもの意志とは関係なく、何かひとつ習わせるのであれば、わたしなら、水泳か楽器にします。

手に職と呼べる技術ではない

他の技術に例えれば、裁縫、製図、そろばんなどのように、それだけではメシを食っていけない技術です。
手に職を付けるために選ぶものではないですね。
IT土方とよく比較されるものに介護があります。
介護職はこの先なくならないだろうから、親として介護のスキルを身につけさせておく、と言っているのと同じです。
こどものうちから、習う必要あるかな~?とは思いますね。

アプリで1発当てる時代は終わった

スマホアプリは飽和状態で、もう簡単なアイデアだけで爆発的なヒットが産まれる時代は終わりました。
もしそれを夢見ているなら、もう少し世間を知ったほうが良いでしょう。
まだ当てるチャンスがあったとしても、どちらかと言えば必要なのは技術じゃなくてアイデアですし。

それとなぜか、SEは稼げるイメージを持っている人が多いけれど、実際は30代・40代でも、年収が300万円台の人がゴロゴロいる世界です。
稼いでいるのはそれこそ、みんなが名前を知っているような大企業にお勤めのかたなので、必要なのはプログラミング能力ではなく、大企業に入社できるような大学に入ることだね。

メンタルヘルス問題

IT系は、うつ病罹患率がすごく高い業界でおなじみです。
働く環境的に、心を病むのはわかるなあとは思います。
ブルーライトの影響や、明るい画面を見続けることで睡眠に問題が出て、心を病みやすくなるという説もあって、無視できないように思います。
わたしだったら、こどもにやらせるのは不安ですね。

本気でエンジニアを目指すなら話は別

プログラミングは将棋と同じで、美しいコードをたくさん見て、たくさん書いた人が強いです。
そしてスポーツと違って、努力で才能を追い越すことができます。
コードに接した量が実力に直結するので、子どものうちから初めて、量をこなしておけば、トップランナーになれる可能性はあります。
んー、どちらかと言えば、スタートダッシュで有利と言うべきかな。

まとめ

総合的に、わたしは取り立てて勧めない。
本人がやりたいなら賛成するけど、というレベルです。

親がこどもに習わせるのであれば、それは何らかの思惑があるんだろうから、その思惑と、実情にずれがないか、判断材料にしていただければと思います。

でもね、プログラミングはおもしろいですよ。
わたしが書いて、わたしが書いたとおりに動くんだから、その世界では自分がになれる。

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