相当久しぶりに、CDを買いました。
買ったのは
聖飢魔II XXX -THE ULTIMATE WORST-(だから厳密にはCDではなく教典)
Valensia(ヴァレンシア) Gaia III – AGLAEA – Legacy
耳が悪くなってから、音楽はほとんど聞かなくなりました。
わたしには高音と低音それぞれに、聞き取りにくい音域があるそうで、そのせいか
どの曲でもバランスが悪く聞こえてしまい、わたしには音楽を楽しむことができません。
それなのにCDを買ったのはなぜか。ということなんだけれども、
ヴァレンシアが音楽業界から身を引いた、と知ったからです。
彼の音楽は完成度が高く、傑作と言える楽曲も多いです。
楽器もひとりでいろいろできちゃうし、ルックスは王子様だ(った)し、才能のある人です。
そのヴァレンシアが、ラストアルバムとしてGaia III – AGLAEA – Legacyをリリースし、
音楽のキャリアを閉じていました。
引退の理由はわからなかったけれど、でもやっぱり、セールスなんだろうな、と思いました。
デビューアルバムはヒットしたけれど、その後は順調とは言えず、
音楽活動を続けるのは難しかったのかもしれません。
あんなに才能のある人がもうCDを出さないなんて。
今更わたしがCDを買ったところで何も変わらないのだけど、
好きなミュージシャンに対しわたしができることは、CDを買うことくらいです。
このブログを読んでくれている人はご存じのとおり、わたしは自分のことが嫌いで、
そういう人間は世の中に好きなものがないものなんだけれど、
聖飢魔Ⅱとヴァレンシアは、過去に好きだった気持ちが残っている気がします。
その気持ちを取っておくための、行動でした。
案の定、聖飢魔Ⅱの音にしては薄い、ヴァレンシアの計算しつくされた音はどこ行った?
みたいに聞こえるのだけれど、
今までと違うアレンジや英語版が聞けるXXX -THE ULTIMATE WORST-は
お得感あるし、AGLAEAはヴァレンシアが彼の好きな音楽の集大成を、
彼の音楽を愛する者に届けてくれたことが、うれしいと思いました。
好きなものに何らかのアクションを起こすって、大事だね。
余談だが、配信ではなくCDにしたのは、ライナーノーツが読みたかったから。