ちょっと生きづらさを抱えた人へ、気持ちを楽にするためのお手紙です。

被災して家は無事だがインフラが止まった時にも備えましょうな話

東北大震災のとき、家も無事だし避難所に避難しなくても良い場所に住んでいたのですが、インフラが止まり、物流が滞り、皆が買占めに走って、まあまあ不便な生活をしました。

その経験から、「家は無事で避難も不要だが、インフラが止まったときと物不足にも供える」ことをお勧めします。
特に、ご老人がいるおうち。

大人は「こんな時だから我慢しよう」で済むし、子どもは「こんな時だから我慢しなさい」で済むけど、ご老人はなまじ普段通り家にいると、「こんなときだから我慢する」ができないんですよね。
歳を取ると人間は環境の変化に弱くなる。

「東北のお年寄りは我慢強い」という印象を持っている方も多いと思いますが、被災して避難していたら我慢する以外ないわけで、我慢しなくても良い環境にいるお年寄りは、いつもどおりを求めます。

それと、いつものものを余計に欲しがるようになります。
理由はよくわからないけど、テレビが全部その災害の話になって、単純に暇だからか、テレビを見て不安になり、気持ちを落ち着けるものが欲しいかのどちらかかな、と思いました。

だからご老人に限らず、発達障害などでこだわりがある人も、いつものものはいつもと同じだけではなく、2倍、3倍の余裕を持って備えたほうが良いです。

いつものがないと、気持ちが弱くなるのか、実際に体調を崩したりするので、ガソリンないけど車に乗せて病院に連れて行かなければならなくなります。
でも本当に体調崩しちゃったら、高齢だからそんなもんだよね、なんだけれど、被害妄想っぽくなっちゃうとキツい。
お嫁さんが頼んでもやってくれないとか、孫が優しくしてくれないとか。
こんなときだから頑張ってもできることとできないことがあって、遠くのスーパーまで探しに行ったりしてるのに、してくれないって言われるのは、堪えるんだよね。

そういうことで、「家は無事で避難も不要だが、インフラが止まったときと物不足にも供える」のは大事だよっていうお話でした。

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