Hello, みすくです
ここ数年の間に読んだ小説の中で、もっとも面白かった本です。
こんなに素敵な小説があるなんて、どうして誰も教えてくれなかったの
舞台は高度な文明を持っていた”ご先祖様”が宇宙船でたどり着いた惑星で、
その末裔たちが増えて社会を形成しているものの、
まだまだ野蛮な文化にしか成長していない世界。
主人公のラゴスは、ある目的のために旅をしている。
出会いがあり、別れがあり、
なんと主人公なのに奴隷の身に堕ちてしまうんである。
そんなの反地球シリーズだけかと思ったよ(笑)
世界観とか、書き方とか、それは当然、いかにも筒井康隆なんだけれど、
筒井康隆ってこういうストーリーも書けるんだ!?という驚きもありました。
若いうちに読んでおきたかったです。
でも、この内容自体は、年を重ねてこそわかるものだと思います。
ところで、この本とっても薄いんです。
こんなに薄いのにこんなに充実した内容が詰まっているって、
どうなっているのだ。
ぜひみんなに読んで欲しい本です。
GOOD DAY