はろーはろー。みすくです
日本マイクロソフト元社長、成毛眞氏の著書を拝読いたしました。
思想としては自分のものとそっくりなので、読んでいて心地良かったです。
こんなに同じ考え方をする人がいるものなんだな、というくらいに似ているのに、
なぜわたしはマイクロソフトの社長になっていないのか?
この本の言葉を借りれば、
「DNAが職業を決める」
人の可能性は有限だ。育った環境でその人の将来は九割は決まる。
って、身も蓋もないですよね。
違う意見を持ったところは、
今の時代は、「いい人」を演じていても何のメリットもない。
そういった人間は、都合のいい人であり、無能の代名詞であり、消耗しつくされてしまう。
という部分。
日本の企業の場合、好き嫌いレベルでものごとが左右されるので、
「いい人」を演じておいたほうが、色々と楽だと思います。
「正直、自称努力家ほど敬遠ししたいタイプの人間はいない」
という部分も。
やはり日本の企業では、頑張っているふりをしてみせたり、
根性ありますっていうアピールは、それなりに効果があると思います。
世の中で権力を持っているのは40代半ばより上の世代で、
根性や努力が成果を出すと信じている世代ですからね。
わたしは面白いと思って読んだけど、違う価値観を持っている人は、
読んだら不愉快かもしれないです。
みんななんでそんなに他人のことが気になるんだろう、とか、
ゆるい人生を選んでも良いんじゃないか、と内心思っている人におすすめです。
目次
1章 “努力家”が知っておくべき10のこと
- 世の中は「ムダな努力」であふれている
- 「根性」が、成功を遠ざける
- 「善人ばかりの家庭は争いが絶えない」
- 「偽善者」になるな、「偽悪者」になれ
- ただの「いい人」は消耗品で終わる
- 課題も、目標も、締め切りもいらない
- 「好きなこと」があなたの生きる武器になる
- 可能性を開花させる”場所”を間違えるな
- 恵まれた時代なりの成功法則とは
- こんな「形」だけの努力に意味はない
2章 「ムダな努力」と縁を切る、12のルール
- ものごとに執着しない
- あっさり妥協する
- 八方美人にならない
- 精神論に振り回されない
- 「いい人」を信用しない
- 「できる人」を演じる
- 無理して社交的にならない
- 運をムダ使いしない
- 人に「情け」をかけない
- 残業はしない
- 相手を理解しょうと務めない
- くだらない人間と付き合わない
3章 仕事は、「ラク」をしないと成果は出せない
- 仕事は”つじつま”が合えばそれでいい
- 自分で自分の仕事を増やすな
- 「チームワーク」だけは軽視してはいけない
- 「何をしでかすかわからない人間」になれ
- 「朝令暮改」のすすめ
- 「上から目線」でものを見る
- 「ゼッタイ会いたくなる人」の条件
- こんな「終わっている人間」とは距離をおけ
- 「近江商人」に学ぶこれからのビジネス
4章 ここで分かれる「面白い人生」「つまらない人生」
- 「余裕」がない人間は一流になれない
- 「反省」はしても、「後悔」はしない
- 大人げない大人になろう
- もっと自分の本能を大事にする
- まわりの空気なんて読まなくていい
- 「お金」について考えておきたいこと
- 日本に残された可能性を考えてみる
- 「数を打たないと、チャンスはつかめない」