「肌がきれいだと言われます」「若いと言われます」とおっしゃるかたは
わりとたくさんいる印象を持つんですが、そのようなすっぴん美人に
お会いしたことがない、みすくです。こんにちは。
ラブ・アクチュアリーを見ました。
英米合作の2003年の映画で、ヒュー・グラント、リーアム・ニーソン、コリン・ファース、マーティン・フリーマン、エマ・トンプソン、キーラ・ナイトレイなどなど、豪華キャストにおしゃれな選曲の群像劇です。
個人的に群像劇は好きで、映像の撮り方もきれいだし、ジェイミー(コリン・ファース)のプロポーズや、マーク(アンドリュー・リンカーン)のフリップの告白のシーンも素敵。
(よくよく考えるとマークはキモイけど)
世間では、文句なしにハッピーな気持ちになれるラブコメという位置づけみたいなんだけど、案の定、わたしは幸せになれなかった人たちに、注目してしまうのだな。
最後の空港のシーンで、ミアに心が傾いていたハリー(スネイプ先生ことアラン・リックマン)の妻、カレン(エマ・トンプソン)が真顔から、笑ってみせる、を数回繰り返してたよね。
あれはどういう意味だろう。結局ぎくしゃくしてるってこと?
ハリーはどこから帰って来たの?別居してるの?
そしてやっぱり、カール(ロドリゴ・サントロ)に2年7ヶ月片思いしているサラ(ローラ・リニー)が、自分の恋ではなく、精神障害のある弟を選んでしまうのが辛い。
色々な愛がテーマの映画だから、家族愛のパートなんだろうけど、悪い意味で、家族の重さというか。
わたしはこういうとき、サラよりもカールがかわいそうだな、って思うんだよね。
サラが弟を選んだからうまくいかなかったように見えて、障害のある家族がいるサラとの関係を進めるか、引くかの決定権を持つのはカールでしょ。
そういう踏み絵を踏まされることは、残酷なんじゃないかな、と。
でもそこでサラを責めないカールは良い男だな。
普通、先に言ってほしかったとかって怒るとこだし。
そんな感じで、映画としては好きだけど、わたしはそんなにハッピーになれる映画でもないかな。
てか、そういうところにばかり目を向ける自分を何とかしたい。