フレンチトーストレシピ作り比べ!いちばん美味しいのはどれだ!?
実を言うと、フレンチトーストが好きじゃないです。
でもみんなが美味しいと喜んで食べるんだから、美味しいレシピをみつければ美味しいのでは?と思ってフレンチトーストを探求しておりました。
食パンで作るフレンチトーストなら下國伸シェフのレシピ
食パン1枚につき卵3個、てんさい糖にはちみつで奥行のある味わい。
メープルシロップなしでそのまま食べると特に美味しさがわかります。
卵の味がしっかり出るので、人によっては卵焼き感があって好きじゃないかも。
わたしは火を入れる時間は5分ずつに伸ばしてます。
フランスパンで作るフレンチトーストなら栗原はるみのレシピ
コンデンスミルクを使うレシピです。
ミルキーな味わいがとても美味しいのですが、レシピどおりだと甘すぎ、コンデンスミルクを減らすとミルク感が足りず、美味しいけどちょうど良くないな、という感じはします。
フランスパンで作るフレンチトーストならこうせい校長のレシピ
47%の生クリームを使うリッチなレシピ。
作り方になぜそうするのかという解説が入るのがロジカルでわかりやすいです。
試作回数3回の自信のあるレシピだそうで、確かにこのレシピに出会った人は祝福されてると思う。
同じアパレイユで食パンも試しましたが、食パンにはあまり合いません。
アイデアがおもしろい料理研究家ゆかりのレシピ
アパレイユの配分は好みではなかったのですが、6枚切りを重ねて中まで味がしみ込んだぶ厚いフレンチトーストにするアイデアがおもしろいです。
こうせい校長も重ねてぶ厚くするレシピ。
試したけど好みではなかったレシピ
リュウジさんのアンチでは全然ないんですけど、酒飲みの味付けはお酒を飲めないわたしに合わないことが多いです。
レンジがないので一晩漬けこんだのが良くなかったのかもしれません。
コウケンテツさんのレシピは、シンプルな材料で時短テクニックを使うので、完全にご家庭に照準を合わせています。
わたしのようなもともとフレンチトーストが好きじゃない人からすると、The!フレンチトーストなのでちょっと苦手。
フレンチトーストが好きな人は普通に美味しく手軽に作れる、良いレシピだと思います。
試さなかったレシピ
オーブンを持っていないので試せませんでした。
メープルシロップとバターを熱々にするのが美味しそう。
スキレットがないので試せませんでした。
フライパンで焼かずオーブントースターで調理するので、焼いている間に別のことができて良いですね。
切れ目で見た目が悪くなるので却下。
個人的な理由ですが、わたしは料理ができなそうなルックスなので、見た目が悪いとマズイと決めつけられるからです。
そのほかに試さなかったのは
- 卵液(アパレイユ)の材料を一度に入れて混ぜるレシピ
- 中にジャムやハムやチーズを挟む系
- アパレイユの材料の配合が既に苦手とわかっているレシピ
明らかに料理がわからない人が作ってみた系はスルー。
中に何か挟んである系は食べる人がそういうの嫌いだから。
The!フレンチトーストになるレシピは苦手だとわかったので、材料でもう判断できるものも試しませんでした。
フレンチトーストレシピの傾向と対策
フレンチトーストが好きじゃない人が何とか食べられる傾向と対策ですが、フレンチトースト好きさんにも参考になるんじゃないかなと思います。
フレンチトーストを食べると気持ち悪くなる人は中まで火を通すと良い
わたしもフレンチトーストで気持ち悪くなるので、火をあまり通さないレシピは火を入れる時間を延ばして作っています。
アパレイユに生クリームは入れる?入れない?
フレンチトーストには、卵液(アパレイユ)に生クリームを入れるレシピと入れないレシピがあります。
料理研究家は生クリームを入れない人が多い。
料理人は生クリームを入れる人が多い。
たぶんご家庭で作りやすいかどうかで違いが出てくるんだろうね。
なんとなく生クリームを入れたほうが美味しそうに見えるんだけれど、複雑な味を作ってもメープルシロップをたっぷりかけるとメープルシロップの香りと甘さでかき消されます。
メープルシロップをだばーっとかけたい人は、牛乳のみのほうが安く作れます。
生クリームが入ったアパレイユのほうがパンに浸透しにくいので、とろんとした触感にしたい場合も牛乳のみで。
メープルシロップはかけない/少しだけかける、クリームやチーズ、フルーツソースで食べたい人は生クリーム入りのレシピのほうが合います。
フレンチトーストをキャラメリゼなどのひと手間は意外とウケない
今まで料理を作って人に振舞ってきた経験上なんですけど、ご家庭で作る場合、みんなが食べたいのは「おふくろの味」「いつもの味」なんですよね。
作る人はより美味しいレシピを求めて頑張っても、食べる人にとっては、キャラメリゼとか、洋酒で香りづけとか、そのひと手間は余計。
「食べさせてもらう人は文句言うな」というのはあるけど、せっかく作ったのに喜ばれないというのはストレスありますからね。
フレンチトースト嫌いがギリなんとかなる作り方のコツ
正直ね、今までのイメージのフレンチトーストよりは美味しく作れるようになったけど、自ら率先して食べたい食べ物かというとそうでもないです。
なので、フレンチトースト嫌いにも!とは言わないけど、ギリなんとかなる作り方のコツ。
- 卵は最初に卵だけで良く混ぜて腰を切る
- 卵に砂糖を入れてこれでもかと言うほど混ぜる(卵の生臭みが飛ぶ)
- 良い材料を使う
- 生クリーム入りのレシピで作る
- バニラエッセンス、バニラオイルを入れない
- 長時間付け込まない
フレンチトーストは材料がシンプルなため、素材の味がダイレクトに出ます。
フレンチトースト嫌いに共通しているのが、卵の生臭み、人工的なバニラの香り、ぐちゃっとした触感、このあたりが苦手。
卵も牛乳も生臭みがある食材なので、生臭みが残らないように調理する、良い材料を使うことでだいぶカバーできます。
家族が好きだから作るけど、自分は好きじゃないから違うものを食べるとさ、それはそれで文句を言う人っているじゃない。
「食べさせてもらう人は文句言うな」(2回目)ではあるんだけど。
家族の分は中まで漬け込み、自分の分は付け込まず焼く前に表面にだけ卵液を付けると、ぐちゃっとせずに食べられるのでお勧めです。
それか、自分はフレンチトーストを作るときに切り落としたパンの耳を食べるという手も。
不思議なことに、自分が美味しいところをもらって、誰かが残りの切り落としや形の悪いところを食べているならば、気にならない人が多いから。
なぜか最後はフレンチトースト対策じゃない気がするけど、ごきげんよう。